高山 厚（たかやま あつし）
社会健康医学系専攻 薬剤疫学
特定助教
京大SPHが開いてくれた臨床研究の扉
ご自身の仕事や研究で心がけておられること
臨床医をしていると誰もが日々多くの臨床疑問に直面しますが、病気や病状は待ってはくれないため、一つ一つの疑問を現場の中だけで解決することは至難です。しかし、一定の研究環境と研究時間を得ることでその臨床疑問に対し、一度立ち止まり、時間をかけて根本的に考え直すことができます。時間をかけて徹底的に考え抜くことで、既知と未知を明確に分け、世界でまだ誰も触れていない課題における次なる一歩を見つけることができるかもしれません。なかなか難しいプロセスではありますが、これを論文として世界に問い、最終的に世に示すことができることが研究を行う最大の面白さであり、喜びだろうと思います。
